COMIC1で、同人誌を取り巻く環境についてのトークショウ
以前から告知されていた、イベント閉会後のトークショウ。
パネラーは、次のお三方。
服部道知(コンピュータソフトウェア倫理機構)
山口貴士(弁護士)
坂田文彦(全国同人誌即売会連絡会発起人 ガタケット事務局代表)
併せて、市川孝一(代表)が司会する形で進行。
短時間だったので、各人ともあくまで触りだけ。
山口氏から
・研究会+竹花豊についての解説
・竹花は、インターネットについて強い恐怖心を持っている。あまりわかっていない。
・政府関係の報告書の中で初めて同人誌が取り上げられた。
・同人誌への対策を考えなくてはならないという形の提言。
・提言は、法的禁止ではなく自主規制だが議論の中で法的規制が出ている。
・野田聖子は論理を取り替えてまで、エロマンガを規制しようとしている。
服部氏から
・警察庁にソフ倫の審査方法を説明したら、黙ってしまった。
・子供に見えるキャラクターのことを突っ込まれたが、ソフ倫では18歳以上と捉えていると
説明したら、また黙ってしまった。
・竹花さんは、ちゃんとやっているトコロには弱い印象。
・バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会では警察庁側が用意した
書類に「同人誌」の言葉が入っていた。
市川氏から
・同人誌が、どこでも目につくようになってしまった。
・同人誌が法律と戦って行かなければならない部分がある。
・見本誌を取る、奥付をしっかり記載することで当局側も手が出しにくい状況をつくっている。
坂田氏から
・主催・参加者が共に考えていかなくてはならない。
・当局の弾圧に対しては正々堂々と、文化的表現と戦える体勢づくり。
・(5月19日のシンポは)自由な表現を守るために、我々がなにをできるかを考える会
だと思って欲しい。
時間的制約があったのであくまで触りだけで終わってしまったのが残念。
5月19日に開催される「同人誌と表現を考えるシンポジウム」のほうに期待。
http://sokubaikairenrakukai.com/news070330.html
それにしても、「91年の弾圧を知っている人は?」という問いに手を挙げた
観客が、約半数だったことに時の流れを感じる。
詳しくは、こちらにアップロードしてあるので聞いて欲しい。
http://ddo-jp.ddo.jp/download.php?no=580